どうして日本で売ってない?!と思うほどおいしいイスラエルの定番料理

基本的に移民国家であるイスラエル。レストランなどで世界各国の料理が食べられる現状だが、定番、そして庶民的なものと言えば中東、アラブ由来の食べ物ということになる。
そんな世界の味を知り尽くした国民が作る料理はまずいわけがない。
・・・と言っていいのか分からないが、概ね日本人の口に合うものがほとんど。そして基本的に野菜が豊富で、オリーブオイルなども使用しヘルシー。
イスラエルから日本に戻ると同じ味に出会う事がなかなか難しく、恋しくなってしまうかも。
そんなイスラエル料理の定番中の定番をいくつかご紹介します!

「コシェル」について

イスラエルでは2種類の食べ物がある。それは「コシェル」と「コシェルじゃないもの」。
スーパーなどで売っている食材や、レストランの入り口・看板などに「כשר(Kosher, コシェル)」と書かれているのを見かけると思う。
ユダヤ教的に認定されているか否かのことで、様々な規定・ルールに従った食べ物とされる。
日本人にとって主に関連しそうなのが以下。
・4つ足の獣のうち蹄が全く分かれ、反芻をするものは食べてもよい。→豚はNG。
・海や川・湖に住む生き物で、ヒレと鱗のあるものは食べてもよい。→エビ、カニ、イカ、タコ、ウナギなどがNG。
・肉類と乳製品を一緒に食してはいけない。→チーズバーガー、肉の入ったクリームシチュー、チーズとベーコンのピザはNG。

その他、自然に死んだ動物の肉がだめで、食べてよい動物でも規定の食肉処理しないとコシェルにならない。
レストランなどでは実際ラビ(宗教的指導者)が店舗に赴き、厨房の中まで入って原料や調理状況などを確認する。
例えば、寿司屋などイスラエルには多いが、コシェルの場合だとかなり限られた材料しか使えないので、そういった店だと外観的特長を出すべくユニークな寿司が多く、ある意味面白い。
日本人にとってコシェルであることは何か物足りない味ということになるかもしれないが、イスラエルに来たら一度は食べてみたいもの。

イスラエルの定番料理

ピタ

数千年にわたり中東の人々の主食だったといわれるピタ。
現在でもちろん定番。
スーパーなどでも購入できるが、レストランや市場などでの焼きたてのやつが一番うまい!

フムス

ヒヨコマメにニンニク、練り胡麻、オリーブオイル、レモン汁などを加えたペースト状の食べ物。
一見なんのことはないが、ピタとこれさえあれば何も要らないじゃないかと思うくらいウマイ!
日本人のご飯に味噌汁がイスラエル人にとってはピタとフムスと言っていいほど定番中の定番。
各店や各家庭でアレンジがあるが、どこで食べてもあまり外れがない。
ヘルシーで腹持ちもよいのでこれで栄養をつけて観光しよう!

ファラフェル

イスラエル建国当時、国内の深刻な肉不足をこれで解消したと言われるほど蛋白質豊かなヘルシーベジタリアンフード。
こちらもフムス同様ひよこ豆を使用したコロッケ風の揚げ物。
ピタにファラフェルとサラダやフムスを入れればイスラエルの定番ファストフードの出来上がり。
意外と物価の高いイスラエルで、気軽に食べられる民族フード。

ババガヌーシュ

一見フムスのようだが、こちらはナスのペースト。
炙った茄子の焦げくさいような独自の味がクセになる。
こちらもピタとの相性が抜群!

バクラヴァ

種類や形状が様々だが、主にクルミやピスタチオなどのナッツ類とシロップを生地で幾重にもはさんだスイーツ。
濃厚な食感と味が特徴。中東特有のエキゾチックな味わいが楽しめる。



Photos by zeevveez http://www.flickr.com/photos/zeevveez/, Guillaume Paumier http://www.flickr.com/photos/gpaumier/, jules:stonesoup http://www.flickr.com/photos/stone-soup/, illustir http://www.flickr.com/photos/alper/, takaokun http://www.flickr.com/photos/takaokun/, Mumumío http://www.flickr.com/photos/mumumio/



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