イスラエルの治安について

イスラエルと聞くと日本人は爆弾テロや、パレスチナや近隣アラブ諸国との紛争を思い浮かべる。旅行者がイスラエルから日本に帰国すると、「よくそんな危険なところに行ってたね」と言われることが多い。実際に行った人と行ったことの無い人の温度差は高い。
市内のテロなどはあるにはあるが頻度は少なく、イスラエルの事で日本に入ってくるニュースのほとんどは、日本で言えば尖閣諸島や北方領土のような普通行かないような場所で起きていること。
一般の場所において観光や、現地で暮らす上で影響は少ない。

ただ、日本人が現地に行けば「外国人」、「お金を持ったアジア人」という目で見られるかもしれない。実際的に日本人が被害で報告されているのが、盗難、置き引き、スリなど、物品を狙った犯罪だ。
ビーチにバッグを置いたまま遊泳するのはもちろん、施設のロッカーも開けられる場合もあるし、安宿に荷物を預けるなども安全とはかぎらない。
イスラエルはエリアによって雰囲気や生活習慣がさまざまだが、特に夜に人気の少なくなるようなエリア、例えばエルサレム旧市街などは一人で出歩かない方がよい。
日本より少しだけ気を引き締めれば安全に旅をする事ができるだろう。

なお、イスラエルはどこに行っても国全体で警備が厳しい。施設に入る際のボディーチェックや、街中でライフルを持った兵士はいたるところにいるので最初はちょっと驚くかもしれない。
警備体制の意味を理解し、それと共存しながら旅をすることを心がければ安全で楽しい時を過ごす事ができるだろう。



Photos by DavidSpinks http://www.flickr.com/photos/davidspinks/, Michele Benericetti http://www.flickr.com/photos/benericetti/

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