斜塔で有名なトスカーナの沿岸都市

古代ローマ時代に海運都市として栄え中世にはヴェネツィア、ジェノヴァと共に海の共和国として地中海に君臨し勢力を伸ばした。トスカーナで6番目に大きな都市であり、街は古い城壁で囲まれている。世界的に有名な斜塔があるドゥオモ広場(通称:ミラコリ広場)とも呼ばれる世界遺産の広場には、あふれるばかりのロマネスク様式の美しい大理石のモニュメントが集中している。斜塔をはじめ、聖堂、洗礼堂、カンポサント記念堂などに加え、隣接した2つの美術館、ドゥオモ美術館、シノーピエ美術館も見逃せないスポット。建築家アンドレア・ピサーノをはじめ素晴しい美術作品にあふれている。一方南方のカヴァリエリ広場はヴァザーリが設計したエレガントな広場。こじんまりとした街にアルノ川沿いに点在する6つの美術館なども興味深い。ガリレオ・ガリレイが医学を学んだヨーロッパでも主要なピサ大学のある学生街でもある。またピサにはドゥオモ広場の斜塔のほか、2つの教会、サン・ニコーラ教会とサン・ミケーレ・デリ・スカルツィ教会それぞれの鐘楼も傾斜しており、一連として訪問するのも楽しい。

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