エリア:中心部 ジャンル: 観光名所・旧跡 イベント 博物館・美術館
観光の特徴: 出会い ショッピング 歴史・文化 カップル ファミリー 子供連れ ひとり旅 シニア グループ・団体世界でも最も素晴らしい個人所有のヨーロッパアートのコレクションの1つが、このティッセン=ボルネミッサ美術館です。プラド美術館、ソフィア王妃芸術センターと共に芸術の「ゴールデン・トライアングル」を形成しています。
この美術館のコレクションの元となっているのは、1920年代にドイツの鉄鋼財閥ティッセン家とハンガリー貴族ボルネミッサ男爵家の流れを汲むハインリヒ・ティッセン=ボルネミッサ男爵が買い集めたものが最初で、息子のハンス・ハインリヒ・ティッセン=ボルネミッサ男爵は近現代の作品にも目を向け、コレクションに加えていきました。ティッセン=ボルネミッサ男爵家の個人コレクションは、英国のエリザベス女王のコレクションに次いで世界第2位と言われていて、男爵が1985年にスペイン人カルメン・セルベーラと結婚したことをきっかけに、自分のコレクションをスペイン政府に譲渡することを決めました。
コレクションでは、13世紀から20世紀末までのヨーロッパ絵画史を見せてくれます。年代順に展示されていて、イタリアのルネサンス前派から後期シュールレアリズム、60年代のポップアートの展開までの芸術の流れを追っていくことが出来ます。イタリアルネサンス前派、ドゥッチオ・ディ・ブオニンセーニャ作「キリストとサマリア女性」やネーデルランドルネサンス前派ヤン・ファン・アイク作「受胎告知のディプティク」に加え、ギルランダイオ作「ジョヴァンナ・トルナブオーニの肖像」、17世紀オランダ絵画も注目です。
17世紀フランドル絵画、ルーベンス作「ヴィーナスとキューピッド」、19世紀アメリカ絵画、カンスタブル作「水門」、それにゴーギャン、ドガ、ゴッホ、トゥールーズ・ロートレック、モネ、ルノワールの印象派絵画も訪れる人を魅了します。
そして、コレクションの最後のシュールレアリズムでは、ラウシェンバーグとロイ・リヒテンシュタインの作品に注目です。
月曜の12時から16時までは入場無料になるので、上手に活用してみてください。
(写真:トリップアドバイザー提供)
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