トロンハイムで一番目を引くのが、壮麗なゴシック・ロマネスク様式のニーダロス大聖堂です。かつてのノルウェー国王であるオーラヴ・ハーラルソンを埋葬した場所とされ、1031年の彼の列聖(信仰の模範となるにふさわしい信者を聖人の地位にあげること)を受けて、国内外から巡礼者を集める聖地となりました。
大聖堂は1153年から1300年頃まで建設されました。1814年にノルウェーが隣国から自治権を回復した頃から、1906年の憲法改正までの間、国王の載冠式が行われていた場所でもあります。
巡礼者は徒歩で、ヨーロッパからは1ヶ月ほど、オスロからは1週間ほどの時間をかけてじっくり訪ね回ります。巡礼者専用の宿の存在や、巡礼ルート作成のための地図アプリの登場などが、人々の巡礼をより簡単にしているようです。詳しくは下記URLへ。
6月から9月までは、展望台へのガイドツアーも行っています。私が訪れたのは日曜日で、開始時間は15時・費用は100krでした。お昼過ぎまで、隣接するカフェやギャラリーで休憩してからの参加もオススメ。
いざ、ツアー開始!展望台までは、一人分の身幅の狭い螺旋階段が続きますが、元気ハツラツなガイドのお姉さんが休憩をはさみつつ励ましてくれるので、きつい階段も頑張れちゃいます!
きつ〜い階段の後は、美味しい空気と、美しいトロンハイムの町並みがアナタを待っています。まずは教会入り口の掲示でスケジュールをチェックして、ムダ無く観光を楽しんでくださいね!
Photo by Eneko Tuduri
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