バングラデシュの首都ダッカは、かつてムガール帝国の一都市でした。その頃、多くのお城やモスク、要塞などが建設されましたが、ほとんどが破壊されたり、時代の流れとともに廃れてしまいました。そんな中、現存している見ごたえある要塞が、ラールバーグ・フォートです。678年ムガール皇帝の息子、モハマド・アザム王子によって建てられた要塞です。
1857年のセポイの乱では、イギリス軍から身を守る為に、要塞として沢山の兵士に利用され、英国に対して反乱をおこした人々によって250人の兵士がここに押し込まれていました。
現在ではバングラデシュの観光名所や若者達のデートスポットとして賑わっています。縦1082m、横800mの長方形の敷地内には、3つのドームを冠するモスク、ビビ・パリ廟(ラールバーグ・フォートの建築を引き継いだ有名な建築家、ナワブ・シャイスタ・カーンの娘が祭られている)、ハマムと呼ばれるカーンの浴室付きの住居、統治者のオーディエンス・ホールなどの見所が満載です。要塞の庭は綺麗に整えられており、天気の良い日にベンチに腰掛けてのんびりと過ごす市民の人も多くいます。
※写真は全てトリップアドバイザー提供
名称 | ラルバク・フォート / Lalbagh Fort |
住所 | Lalbagh, Dhaka, Bangladesh |
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