エリア:ビラ・オリンピカ地区 ジャンル: 広場・公園 博物館・美術館 街並み・街歩き 景色・景観 ガウディの作品
シウタデリャ公園はバルセロナ市民の緑あふれる公園として人気のスポットです。しかし、ここはただの公園ではありません。シウタデリャとは要塞の意味で、スペイン継承戦争後の1718年フェリペ5世はバルセロナを監視するためにこの地に要塞を築きました。バルセロナ市民の、スペイン中央政府に対する憎悪の象徴であった要塞は、その後軍の刑務所として使用されました。そして1869年にこの要塞は解体されることになります。
1888年バルセロナで行われる万国博覧会のため、バルセロナ市長は建築家ジュゼップ・フォンセーレに公園の開発を依頼し、フォンセーレは当時まだ学生のしかし野心のある有望なアントニ・ガウディを作業に参加させました。ガウディは水場の建設を担当しました。万博の面影はいまだに残っていて、当時レストランとして使用されたドメネク・イ・ムンタネール設計の「3匹の竜の城」と呼ばれる建物も見ることが出来ます。
公園内には、動物園のほかカタルーニャ州議会堂、ジュセップ・リモーナ作の彫刻など見所満載の公園です。メルセ祭りやカタルーニャ独立記念日(9月11日)などは人であふれかえります。緑あふれる豊かな公園に歴史を感じにいらしてはいかがですか?
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