14世紀にブルネレスキがアンドレア・デ・パッツィのために建造。外観は6柱のエレガントなポルティコと装飾された天井からなっている。入り口のポルティコ上部にはルーカ・デッラ・ロッビア作、円のモチーフをちりばめられた彩柚テラコッタの美しい小さなクーポラがある。澄んだ青を基調とした典型的な彼のスタイルでその中心にはパッツイ家の紋章も描かれている。堂内左側の小さな礼拝堂の小さなクーポラには、サン・ロレンツオ聖堂内の旧聖具室と同じ主題の”1442年7月4日のフィレンツェの空”が描かれている。中央クーポラの4つの窮隅にはブルネレスキによる”4人の伝道者”が飾られくっきりとした色彩のおかげで下方からもよく見える。
円のモチーフで埋められた、彼の特殊な技法によって引き出す、透明感のあるガラスの効果を用いた美しいテラコッタの作品。中央には葉と果物の花輪の中にパッツィ家の紋章が描かれている。
対照的に置かれた12片の4窮隅にはブルネレスキによる伝道者の装飾がありその下には2つのイルカが背を向けあったパッツィ家の紋章がある。
上部にある小さなクーポラには、サン・ロレンツオ聖堂の旧聖具室のクーポラの同じテーマのフレスコ画”1442年7月4日のフィレンツェの空”が描かれている。
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