プラド美術館
Museo del Prado      
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エリア:レティーロ地区   ジャンル: 観光名所・旧跡   イベント   博物館・美術館

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  • 14 EUR ~

スペイン、世界を代表する美術館

1785年スペインのカルロス3世の命によって作られた新古典主義の建物には、世界でも有数のヨーロッパ芸術が収蔵されています。1819年に王立美術館としてオープンし、当時は300点を超える小規模の美術館でしたが、現在では王室が所有していたものを中心に、12世紀から19世紀初頭までの約8000点の絵画や、1000点の彫刻などを豊富なコレクションを誇ります。多くが世界各国へ貸し出されているため、現在展示されているのは1,500点ほどですが、じっくり見学していると1日が簡単に過ぎ去ってしまうため、美術好きな方は1日プラド美術館で過ごすプランが必要かもしれません。
スペイン絵画の数は世界で最も多く約4,900点を所有しています。特に美術館を代表する芸術家は、ゴヤとベラスケスです。ベラスケスの代表作には、有名な「ラス・メニーナス(女官たち)」や「フェリペ4世の騎馬像」「ラス・イランデラス(織女たち)」「ブレダの開城」があります。ベラスケスと同じく宮廷画家としても働いていましたが、その後は次第に社会風刺の動きを強めていきました。そんな彼の代表作は、「カルロス4世家族」、「5月3日ピリンシぺ・ピオの丘での銃殺」、そして2つのマハ「裸のマハ」、「着衣のマハ」があります。
他に代表的なアーティストを挙げるならば、スペインを代表する宗教画家エル・グレコでしょう。ミケランジェロに憧れ、イタリアに渡りフレスコ画を描いていました。彼の作品には、「胸に手を置く騎士の肖像」や「聖三位一体」、「受胎告知」、「羊飼いの礼拝」などが展示されています。
スペイン芸術以外にもスペインのバロック芸術に強い影響を与え、中世ルネッサンス期の芸術の移行を理解するためには必要不可欠なイタリア絵画があり、ボッティチェリやラファエルの作品が並びます。スペイン国王フェリペ2世が好み、収集に力を入れたのがフランドル派の絵画です。フランドル派の巨匠たちの作品、ファン・デル・ウェイデン作「十字架降下」や、ボッシュ作「快楽の園」は傑作で、同じようにフランス絵画、オランダ絵画、ドイツ絵画も美術館のコレクションとして所蔵されています。ドイツ画家デューラー、フランス画家クロード・ローラン、オランダ画家レンブラント、フランス画家ヴァトーなどの、偉大な画家も忘れることは出来ません。
月曜から土曜の18-20時、日曜の17-19時、19日(国際博物館の日)は入場無料になるので、お得です。

(写真:トリップアドバイザー提供)

ゴヤの2つのマハ

「着衣のマハ」と「裸のマハ」です。同じポーズを取る同じモデルの裸と着衣のものの2作品で、裸のものは、西洋美術で初めて女性の陰毛を描いた作品だと言われていて、描かれた当時は裁判沙汰の大問題になったそうです。

(写真:トリップアドバイザー提供)

ゴヤ「マドリード、1808年5月3日」

1808年5月2日の夜中から翌5月3日未明にかけて、マドリード市民の暴動を鎮圧したミュラ将軍率いるフランス軍銃殺執行隊によって、400人以上の反乱者が銃殺刑に処された場面を描いた作品です。白い服を着た男が両手を大きく広げている姿は、十字架上のイエス・キリストをモデルにしたものだといわれています。

(写真:トリップアドバイザー提供)

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エリア
レティーロ地区
住所
Paseo del Prado, s/n, 28014 Madrid, Spain
TEL
+34 913 30 28 00
marker 目的地
メトロ「バンコ・デ・エスパーニャ駅(Banco de España)」または「アトーチャ駅(Atocha)」