メトロのソカロ駅を出ると、そこには巨大な広場があります。ここでは独立記念日の大統領演説の叫びを聞いたり、W杯などのパブリックビューイング、さらに冬はスケートリンクが設置されるメキシコシティの文字通り中心地です。歴史的な建造物に囲まれるソカロですが、中でも最も大きく目を引くのがメトロポリタン大聖堂です。
メキシコシティを代表するこの大聖堂は、奥行き109m、幅59m、高さ65mと巨大でアメリカ大陸で最大級の教会です。1573年に建設が開始され、1800年代まで完成が延びたことから、ルネサンス、メキシコ風バロック、新古典主義様式が採用されています。元々はアステカの戦争の神ウィツィロポチトリの神殿があった場所で、スペイン人の征服者がやってきて神殿の基礎の上に大聖堂を建設したものです。現在は柔らかい土壌のため、1990年代に安定化工事をしたものの、建物自体は傾いています。
中には16の礼拝堂と、祭壇、金で覆われた装飾品、絵画や彫刻を見ることが出来ます。そして大聖堂の上には何トンもする25もの鐘が取り付けられていて、11時45分ごろから5分間に渡ってソカロ広場が鐘の音に包まれます。入場料は無料ですが、鐘楼まで上がることが出来るガイドツアーが15ペソであります。月-金曜の10時から18時まで、土・日曜は10時から19時まで、30分おきにツアーが開催されています。鐘の音を聞きたい方は11時半のツアーがおススメです。
(写真:トリップアドバイザー提供)
(写真:トリップアドバイザー提供)
ツアーに参加すれば、鐘楼まで上がることが出来ます。11時半からのツアーに参加すれば、鐘を鳴らす様子を見学することが出来ます。
(写真:トリップアドバイザー提供)
大聖堂前では先住民が踊りを披露していることが、よくあります。ちょうど、機会が合えば注目してみてください。
(写真:トリップアドバイザー提供)
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