メキシコシティ中心部から南へ約28km。電車ならトレン・リヘロのソチミルコ駅から、またはタスケーニャ駅前のバス乗り場から"embarcaderos xochimilco centro"行きのバスで"embarcaderos"で下車するとソチミルコ名物のトラヒネラがあります。トラヒネラとは貸し切りのカラフルな遊覧船で、メキシコでは友人や家族などとフィエスタ(スペイン語でパーティーの意味)をしにこちらへ来ます。
現在に至るまでアステカの独自の農耕法を受け継いでいて、その姿は「アステカの生きた遺跡」とも言われます。チナンパと呼ばれる人工島が沼の中に浮かび、そこで農作業が行われ、トウモロコシ栽培などが行われ、アステカの食糧問題に対処したそうです。他にも、花の栽培で有名で、花の市場も人工島で行われています。ソチミルコとは地元のナウワトル語で「花の野の土地」を意味し、その名の通りの場所になっています。
メキシコのベネチアと呼ばれるソチミルコでは、トラヒネラに乗って水路をまわる遊覧船ツアーを目当てに国内、国外から観光客が集まります。値段は15-20人乗りのトラヒネラが大きさに関係なく1時間350ペソです。コースは2つあり、観光コースと自然保護コースがあります。後者は約5時間かかりあまり観光客向けではありませんが、オカルトファンに好まれる「人形の島(La isla de muñeca)」があることでも知られています。観光コースは1時間から回れるのでおススメです。飲み物やお菓子などを持ちこんでお祭り騒ぎをするのが、こちらで良く見られる光景です。
景色を楽しみながら船に乗っていると、マリアッチやマリンバの楽団、またはビールや食事、おみやげや、花を売る船が近づいてきて、
営業をしてきます。マリアッチであれば1曲100ペソ、マリンバであれば1曲30ペソほどなので、音楽に合わせて踊るメキシコ人が多く見られます。メキシコに来た思い出に注文してみてはいかがですか?
(写真:トリップアドバイザー提供)
ナウワトル語で「花の野の大地」という意味のソチミルコは、チナンパと呼ばれる沼に浮かぶ人工島で花の栽培がされています。さらに花の市場もあり、花の大地を楽しむことが出来ます。
(写真:トリップアドバイザー提供)
マリアッチなどの楽団や、物売りの船が横付けして営業してきます。メキシコ人はマリアッチの演奏や、マリンバの音楽などと共にダンスを始め、お祭り騒ぎになります。自分たちで音楽プレーヤーを持ちこむ人たちも見かけます。旅の記念に演奏を頼んでみてはいかがですか?
(写真:トリップアドバイザー提供)
世界中のオカルト好きの間で有名な人形の島があります。こちらはエコロジー・ルートで行くものです。60年ほど前にドン・ジュリアン・サンタナという男性が、少女の霊を弔うために、人形を集め始めたものと言われています。50年に渡って吊るされた人形はおびただしい数におよび、心霊好きな若者が観光スポットとして訪れています。
(写真:トリップアドバイザー提供)
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