死者の日など、「ガイコツ」や「死」が日常生活にあふれるメキシコ文化。それを体現したかのような観光スポットがグアナファトにあるミイラ博物館です。
その昔、グアナファトの法律では、土葬した遺体を保管するのに年間費を払う必要がありました。公立墓地が収容数が非常に多くなっていたので、3-5年連続で年間費の支払いがされない場合は、掘り起こされて場所を空けることになりました。その法が実施されるようになった1865年、当局は間もなく白骨化した死体ではなく、ミイラ化したものを発見するようになりました。これは、グアナファトの乾燥した気候と、土壌のミネラル成分が天然のミイラを作りだしていたことがわかりました。
ミイラ博物館には100体を超える天然のミイラが展示されています。これらは掘り起こされたミイラの中から状態の良い物を選び、博物館に陳列したものです。世界最小のミイラや、洋服がそのままミイラ化したもの、表情すらある様々なミイラが並びます。生々しいミイラが並ぶ不気味な博物館なので、見るのを好ましく思われない方もいると思います。ご興味のある方のみ見学してみましょう。当時の人々の生活をミイラを通して垣間見ることが出来ます。
(写真:トリップアドバイザー提供)
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