雲峴宮(ウンヒョングン)は正式な宮殿ではなく、王族の親族である興宣大院君・李昰應(1820~1898)の一家が居住し生活していた空間だった所。ここに12歳まで住んでいた高宗(1863~1907)が王位に就いた後、大幅に拡張・新築し、宮に昇格したという経緯があり、この時から雲峴宮は4つの大門を持った雄壮な宮闕ほど雄壮な家に変貌しました。しかし日帝植民地期と韓国戦争で被害を受け現在の規模となりました。 内部の建物は簡素な外観ですが保存状態がよく、同時代における上流階級の住居様式がそのまま残されています。宮内では、毎年4月・9月の高宗と明成皇后(ミョンソンファンフ)の王室結婚式の再現行事「嘉礼(ガレ)」や国楽公演など伝統行事が行われることも多く韓国の歴史に触れられる人気の観光スポットになっています。
雲峴宮の歴史は14世紀まで遡ることができる。初期の建築物の多くは文禄・慶長の役に際して損なわれてしまったものの、いくつかの建築物はいまでも残っている。神貞王后趙氏の指示によって宮域は拡張され、4つの門を備えた。日本による統治時代には大院君の子孫から接収されていたが、1948年に返還、1993年にソウル市に売却された。その後、修復に3年間を要している。 かつての宮域の一部には徳成女子大学校教育大学院や幼稚園・ゲストハウスなどが建てられているため、現在の宮域は狭くなっている。
ソスル大門をくぐると「老安堂」と書かれた扁額(文字や絵などを刻んで壁や紋の上に掲げる板)のかけられた建物があります。1864年9月に完成した雲峴宮の中心的な建物です。還暦の祝宴や宴会など、興宣大院君一家に関する様々な祝い事が行われました。
※写真:トリップアドバイザー提供
毎年春と秋の2回(春4月・秋9月)、雲峴宮では1866年に行われた高宗と明成皇后の結婚式「嘉礼」の再現行事が行われます。
※写真:トリップアドバイザー提供
大人(25-64歳) | 個人:700ウォン、団体(30人以上):550ウォン |
子供(13-24歳) | 個人:300ウォン、団体(30人以上):250ウォン |
※伝統衣装体験(衣装のまま施設内観覧可) 3,300ウォン
※韓服着用時無料入場
※平日12~13時に入場の場合は入場無料
※12歳以下および65歳以上は無料(年齢確認のため身分証が必要です)
名称 | 雲峴宮 / ウニョングン 운현궁 |
住所 | ソウル市 鍾路区(チョンノグ) 雲泥洞(ウニドン) 114-10 |
住所(韓国語) | 서울시 종로구 운니동 114-10 |
電話番号 | 02-766-9090 |
営業時間 | 【11月-3月】9:00-18:00、【4-10月】9:00-19:00 ※入場は30分前まで |
休業日 | 毎週月曜日(※月曜日が祝日と重なった場合は、翌日の火曜日に休館) |
HP | http://www.unhyeongung.or.kr/ |
アクセス | 地下鉄3号線安国(アングッ、Anguk)駅 4番出口 徒歩1分 |
近隣情報