国立民俗博物館はソウルの観光名所でもある景福宮の敷地内にあります。景福宮へ来たついでに博物館へ、または博物館へ来たついでに景福宮を観光できる1度で2か所の観光スポットを楽しむことができます。国立民俗博物館はその名の通り「民族」をテーマにした博物館です。さまざまな歴史的遺物を通じて、韓国の人々の伝統的な生活と文化を感じ学ぶことができます。1945年に「国立民族博物館」としてオープンして以来60年以上多くの人に愛され続けています。およそ86,000点もの膨大な遺物所蔵を誇る、韓国の代表的な博物館で韓国の歴史や文化に触れてみてはいかがでしょうか♪
韓国人が先史時代から朝鮮時代までどのように生きてきたのか、その生活の様子を模型などを使いながら説明しています。導入部では韓民族の生活史が一目で分かる簡略な紹介とともに、資料に現れた韓国人のさまざまな暮らしが展示されています。そして 暮らしの場を築いた人々と、彼らが創り上げた歴史の痕跡が確認できます。
1部 「自然の中から人の中へ」では、「旧石器時代から青銅器時代までの人々の生活様式の変化」が展示。2部 「領域の拡大」では、「三国時代から南北国時代まで、 活動の領域が拡大・統合していった過程に現れた生活像」を展示。3部 「文化の享受」では、「高麗時代から朝鮮時代までの人々の生活様式を高麗・朝鮮時代における儒教的支配体制のもとで花開いた文化」という観点から展示。4部 「大衆の登場と成長」では、「開港後から近代・現代に到る人々の生活様式を日常の生活で使われる生活用品や空間」という観点から展示。最後のエピローグでは、「韓国人の過去、現在と未来」というテーマで、歴史の主役である人々の多様な暮らしぶりが映像で見ることができます。
※写真:トリップアドバイザー提供
韓国人の先祖が生活をしながら、実生活に必要な物資をどのように得ていたのかを展示しています。一年を周期に繰り返される農耕生活と、四季の変化に合わせて暮らしてきた朝鮮時代(1392~1910)の人々の生活様式が見られる生活に適した場所に形成された韓国の村は、人々が集まって暮らした最小単位の生活空間です。そしてその村で暮らす人々の 生活様式を春・夏・秋・冬の順に見ることができます。また、村と村、人と人、物資と物資をつなぐ文化と取引の場である市場を通じて韓国人の日常生活の全般が紹介されています。四季の循環という自然現象とこの自然に順応し作り出した農耕生活に基づき形成された生業・衣食住、工芸などさまざまな生活様式 が一目で確認できます。
※写真:トリップアドバイザー提供
朝鮮時代の貴族である両班(ヤンバン)の男性の、華やかな生活のようすに触れることができます。 朝鮮時代には儒教の理念に基づいて男子中心の家系の継承がもっとも重視されていたため、出産前から男の子の誕生を願っていました。また出産後は、出生後の百日目を祝ったり、一歳の誕生日を盛大に祝うなど、子供の成長を祝う習慣がありました。 男は20歳に冠礼を、女は15歳の時に笄礼という成人式を行うことで大人として認められ、婚礼により家庭を形成しましt。さらに男性は科擧という試験に受かり官職に就き、女性は家内を取り仕切ることが重要な義務だと考えられていました。家族の死による悲しみは三年喪という喪礼のしきたりで克服し、亡くなった人は祠堂に祀って、祭祀を行うことで子孫の繁栄と親族の和合を図っていた。
※写真:トリップアドバイザー提供
名称 | 国立民俗博物館 / クンニッミンソクパンムルグァン 국립민속박물관 |
住所 | ソウル市 鍾路区(チョンノグ) 世宗路(セジョンノ) 1-1 |
住所(韓国語) | 서울시 종로구 세종로 1-1 / 서울시 종로구 삼청로 37 |
電話番号 | 02-734-1346 |
営業時間 | 【3-10月】9:00-18:00、【11-2月】9:00~17:00、【5~8月】土日祝9:00-19:00 ※1時間前まで入場可 |
休業日 | 火曜日、1月1日(年により変動あり) |
HP | http://www.nfm.go.kr/language/japanese/main.jsp |
アクセス | 地下鉄3号線安国(アングッ、Anguk)駅 1番出口 徒歩15分 |
近隣情報