サンタマリアノヴェッラ教会

サンタマリアノヴェッラ教会
Chiesa di Santa Maria Novella

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エリア：フィレンツェ：北部 観光スポットジャンル： 世界遺産教会・聖堂観光名所・旧跡

観光の特徴： 必見！歴史・文化カップルファミリーマニア子供連れひとり旅シニアグループ

写真ギャラリー（7枚）

世界遺産教会・聖堂観光名所・旧跡
5 EUR ～

美しいファサードのゴシック式の教会

12世紀に建築が始まったドミニコ修道会の教会。14世紀末にアルべルティによる大理石の美しい幾何学模様がとり加えられた。教会内は素晴しい芸術作品であふれており、左廊祭壇にはマザッチョのフレスコ画”三位一体”をはじめ、ブルネレスキの養子ブッジャーノの4つの美しいレリーフを施した説教壇などは必見。回廊中央奥にある45mのジョットの木製の十字架や祭壇中央ジャンボローニャの十字架とギルランダイオの一連のフレスコ画も見もの。また教会内入り口中央扉上部にはボッティチェッリの”キリストの生誕”が描かれている。教会は修道院内に博物館を隣接しており、パオロ・ウチェッロのフレスコ画が鑑賞できる。

マザッチョのフレスコ画”三位一体”（Trinità di Masaccio）

左廊祭壇にある142５年に制作され遠近法を用いたフレスコ画。キリストの十字架を支えている神の厳かなシーンが描かれている。若い聖母の顔が老女のように表現されているのに注目。修復にはブルネレスキも携わったとか。

ジョットの十字架（Il Crocifisso di Giotto）

中央廊に吊り掛けられた12世紀の木製の十字架。血を流し、影がかったキリストの45mのある巨大な十字架はやや前かがみに傾いており、天井から釣り下がったメタルのサスペンションで支えられている。

ストロッツィ礼拝堂（Cappella Strozzi）<右礼拝堂>

1502年に完成されたフィリッポ・リッピの素晴しい一連のフレスコ画とステンドガラス。使徒聖フィリポと伝道者聖ヨハネの生涯のストーリーを描いたもので、キリスト教派と異教の対抗を表したシーンである。祭壇後方にはべネデット・ダ・マイアーノのフィリッポ・ストロッツィの墓がある。

①右側：ヒエラポリス神殿からドラゴンを追い払う聖フィリポ（San Filippo scaccia il dragon dal tempio di Hierapolis）

②右上部半円：聖フィリポの十字架の磔（La Crocifissione di San Filippo）

③左側：聖ヨハネ、ドルジアーナを復活（San Giovanni resuscita Drusiana）

④左上部半円：聖ヨハネの苦悶（Il Martirio di San Giovanni）

⑤天井（ヴォールト）：アダモ、ノア、アブラハム、ヤコブ（Adamo,Noè,Abramo e Giacobbe）

⑥ステンドガラス：聖母子（Madonna con bambino）

トルナブォーニ礼拝堂（Cappella Tornabuoni）<中央礼拝堂>

中央廊祭壇後方にある。ジャンボローニャの中央の十字架や、ミケランジェロも携わったというギルランダイオの一連のフレスコ画”マリアのと聖ジョヴァンニの生涯”が必見。

①右側

②左側

③祭壇後方:上部半円にはマリアの戴冠、ステンドガラス左側には、異端書を燃やす聖ドメニコ（San Domenico che brucia i libri eretici）、その下に、受胎告知と砂漠の中の聖ヨハネ（L'annunciazione e San Giovanni nel deserto）、そして右側には、聖ペテロの苦悶（Il martirio di San Pietro）などのフレスコ画が描かれている。
　　　

④ステンドグラス：ギルランダイオの下絵をもとに1492年にアレッサンドロ・アゴランティによって制作された。

⑤天井（Volta）:ヴォールトには4人の伝道者が描かれている。

ゴンディ礼拝堂（Cappella Gondi）<左礼拝堂>

1503年にジュリアーノ・ダ・サンガッロによって設計された。ここに保存されているブルネレスキの木製の十字架は、彼が唯一木で制作した彫刻品。またヴォールトには13世紀の教会なかでも古いフレスコ画が描かれている。ステンドグラスは20世紀のもの。

サンタマリアノヴェッラ博物館（Museo di Santa Maria Novella）（キオストロ・ヴェルデ内）

1350年にヤコポ・タレンティによって建設された教会隣接の修道院は、院内のキオストロ・ヴェルデに博物館が併設されている。入ってすぐ3つの壁の2つに描かれたパオロ・ウッチェッロの旧聖書のストーリーのフレスコ画に出会う。保存状態があまりよくないが”最後の審判”は見もの。またコジモ1世の妻エレオノーラ・ディ・トレードが使用したスパニョーリ礼拝堂はブォナイウートによるドメニコ修道士らが異教派との戦いのシーンを描いたフレスコ画で装飾されている。また2013年には軍事学校として使用されているエレガントなグランデキオストロがオープンした。