ホーム > イタリア中部の楽しみ方一覧へ > 憧れのイタリアンスーパーカー
赤と馬のいななくシンボルで世界中に旋風しているフェラーリはもうお馴染み。イタリアにはその他にも匹敵するランボルギーニやマゼラーティ、パガーニといったスーパーカーの生産をしている。どのメーカーもデザインや機能が卓越し、価格に関してもトップレベルである。どこにいても注目を浴びるこの車種はまさに世界のスーパーカー、夢と憧れを永遠に与え続ける。少しでもこの迫力を味わいたい人は、モデナ付近のサーキットで試乗体験を行っているところもあるので興味のある人は試してみよう。
1929年にスクデリア・フェラーリの前身アルファ・ロメオのセミワークスレーシングチームとしてエンゾ・フェラーリとその友人により設立。初代フェラーリ、レーシングカー(1947年)のデビューを皮切りに、品質、機能性・性能の高さ、デザインの美しさへの長い追及と改善が今や世界中に認められる最良スピード車の一つに導いていった。重厚なエンジンの音と優雅な車体が見事なハーモニーを創り出している。
モデナの南18kmのフェラーリ本拠地、マラネッロ市にある博物館。館内は初代フェラーリから、レーシング、そしてストラダーレと現在に至る究極のモデルがあふれている。ガラスケースに並んだF1ミニカーや、年代別に使用されたF1サーキットカーのホールは興味深い。実際フェラーリをさらに身近に触れるものとして、近隣のフェラーリのテストドライブに使用されている”フィオラーノサーキットやフェラーリ工場のバスツアー”も実施され、フェラーリの制作段階が見学できる。また館内には”F1シミュレーション体験”があり、乗車前に簡単なレッスンを受けたりと、本格的なかつ危険のないレーシングが味わえる。経験者には”プロモード”も設定できる。
フェラーリ博物館(Museo Ferrari)
Via Dino Ferrari 43 Maranello(Modena)
Tel 0536 943204
Fax 0536 949714
http://museo.ferrari.com/it/
開館日: 10/1~4/30 9:00~18:00
5/1~9/30 9:30~19:00
休館日:1/1、12/25
入館料:大人€15
学生€13(10才以上、65才以上、ツアーオペレーター)
小学生€11(6才~10才)
大人同伴の6才~18才€5
5才以下無料
*共通チケット:フェラーリ博物館+エンゾ・フェラーリ博物館(モデナ)
大人:€26
学生:€22(10才以上、65才以上)、€10(大人同伴の6才~18才)
予約オンライン:http://www.vivaraviaggi.it/ferrari_museo.php?ticket_type=combo&group=1
*工場とサーキットのバスツア-
実施時間:同博物館入り口前、1日に12:30と13:30の2回運行。
料金:博物館と同様
予約オンライン:http://www.vivaraviaggi.it/ferrari.php?group=1
*シャトルバスサービス
モデナ駅前のバスターミナル4番から1時間半ごとにフェラーリ博物館とエンゾ・フェラーリ博物館へのシャトルバスが運行。
・フェラーリ博物館のみ
料金:往復€11、片道€6
・フェラーリ博物館とエンゾ・フェラーリ博物館
料金:往復€10、片道€6
*直接乗車の際運転手に支払うかオンラインで購入。
http://www.vivaraviaggi.it/ferrari_mef_galleria.php?group=1
フェラーリ博物館の近隣にあるスーパーカーレンタル代理店。フェラーリを始め、ランボルギーニ、マゼラーティ、ドゥカーティなどの憧れの車を指定されたサーキット場で試乗出来る。乗車前に簡単なレッスンがあり、走行時には専門ドライバーが同乗するので、特殊な知識がなくても気軽にトライできる。さまざまなパックが用意してあり、フェラーリ及びランボルギーニ博物館を含めた一日ツアー、モデナ、マラネッロ市をフェラーリで周る散策など多数の選択がある。それぞれのコースは当サイトでオンライン予約する。
Via Dino Ferrari 15 Maranello(Modena)*モデナ駅から駅前にある郊外バス(SETA)でアクセス。
Tel 0536 942450
Fax 0536 932882
http://www.ilovemaranello.com/
*コース例
・モンザ(Monza)サーキット
458Italia 1周(5,8km) €256,52
・モデナ(Modena)サーキット
F430又はLamborghini Gallardo 3周(6km)€390
*国際免許証要。
*乗車の際にはゴム底などのすべらない靴を用意すること。
*ドライバー重量限度:身長195cm 体重105kg
トラクターと調整機の企業家として、すでに成功を収めていたフェルッチョ・ランボルギーニは、スポーツカーの制作に努めることを決めた際に、足りなかった特別な技術を、フェラーリに携わっていたエンジニアらを呼び集め、今や世界を代表するメーカーへと発展。1963年のデビュー以来、その独特なシャープなラインと325km/hのスピードのスーパーカーは世界中のファンを魅了してやまない。
”モーターヴァレー”とも呼ばれるボローニャ郊外に2001年にオープンした。2階からなる館内1階には、1964年ランボルギーニ自身が設計した最初のモデル350GTや木製やプラスティック製の縮小モデルなど、またランボルギーニの歴史を追った写真も興味深い。2階には特殊モデルが展示しており、25周年記念カウンタックや金色のディアブロ、ハイテクを備えたガヤルドのパトカーなど貴重なモデルに出会える。また、ガヤルド(工場のプログラムによりアヴェンタドール)の制作過程が見学できる工場ツアーが実施されている。
ランボルギーニ博物館(Museo Lamborghini)
Via Modena 12 Sant'Agata Bolognese(Bologna)
Tel 051 6817611
Fax 051 9597008
http://www.lamborghini.com/it/home/
*ボローニャ中央駅からバス576番のCrevalcore(約55分)行きに乗り、”Sant'Agata Bologna Chiesa Frati"停留所から徒歩5分。
開館日:月~金10:00~12:30、13:30~17:00
休館日:土日
入館料:大人€13
学生、65才以上、20以上のグループ€10
*ランボルギーニ工場ガイドツアー(要予約)
入場時間:博物館と同様
入場料:大人€40
学生、65才以上、20人以上のグループ€30
トライデント、三叉の銛(もり)は生地ボローニャのシンボルといえるネプチューン像を表現している。1926年にマゼラーティ家の4男アルフィエーリが設立。世界中に成功を収めた後でも、現在のモデル、2ドアクーペの”グランツーリズモ”や4ドアサルーンの”クアトロポルテ”は今までの伝統を受け継いでいる。
アルゼンチン出身のオラチオ・パガーニがモデナの郊外の都市サン・チェザーリオ・スル・パーナロに本拠地をおいた。1990年のジュネーブのモーターショーでゾンダC12を発表して以来、卓抜したカーボン成形技術をもち独特の車体と圧倒的な性能で世界を魅了している。
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