ベトナムでビールを飲む

あわただしかった一日をリセットするにはビールが一番。
沖縄に行ったら、普段飲まないのにオリオンビールがおいしく感じるように、
ベトナムならやっぱり現地のビールが一番旨い(?)

まず、値段が安い。店で買えば9000~1万5000ドン(数十円)くらいで1缶買える。
レストラン、バーなどでも2万~4万ドン程度で一杯飲める。

ベトナムの人はビールが大好き。というか、アルコールに関してはビール以外ほぼ飲まない。
日本のように、レパートリーがない。輸入の酒類が異常に高価だからか(ワインやウイスキーなどは日本と同程度または高価)。
それゆえに国民の生活に欠かせなく、値段が安く、しかもクオリティーが高いものが味わえる状況なのかもしれない。
ベトナムは有数のビール消費国です。

女性は基本あまり飲まない。飲めないわけではなく、飲まない。パーティーなどでたしなむ程度。
男性は飲む。とにかく飲む。
ローカルのレストランの場合、飲み終わった瞬間に係りの人が来て新しいビンを開ける(頼んでもいないのに)。
必然的に飲む量が増える。
しかもこっちの人はグラスにどでかい氷を入れて飲むので、かなり水っぽく、腹にたまる。

ベトナム人は決して酔っ払わない。
氷入りの水っぽいビールを飲んでるせいかもしれないが、ベトナム人は決して羽目を外さないし、千鳥足にもならない。
この国では日本の最終電車のホームでよく見るような光景はあまりない。陽気にはなっても自暴自棄にはならない。それはマナーでもあり、芯の強さでもある。

いくつかお勧めのビールをご紹介します。

Tiger (タイガー)

私の周りで一番飲まれているし、私自身も一番飲むビール。
実はこれベトナム製造だが、ハイネケン社とシンガポールのFraser and Neave社による合併会社でアジア・パシフィック・ブリュワリーズという会社の製造。純粋な国産とは言いがたいが、歴史もあり、国民の生活に根ざしている。
クセがなく、後味すっきりなので、日本人を含む外国人にとっていちばん抵抗がないかも。

SAIGON (サイゴン)

名前の通り、これこそホーチミン、またはベトナム南部の定番と言えるでしょう。
アルコール度数は低めなので、ベトナムスタイルで氷を入れるとかなり水っぽく感じるかもしれません。
すっきりとした味わいの中に淡く素朴な穀物風味も残ります。
エアコンの効いた都会の屋内より、風を感じるローカルな風情に似合うかもしれません。

333 (バーバー)

ビアバーバー、バーバー、バーバーバーとか言えば通じます。
ベトナム語で3は「バー」です。
SAIGONと同じ会社の製造で、系統は似てますがやや苦味とクセがあるかなという感じです。
キレや口当たりは日本人にも合うと思います。
こちらも定番ですが、ローカルな店ほどよく見ます。

その他、ハイネケン、日本のものだとサッポロなどの輸入ビールもよく見ますが、ちょっと高めで高級ブランドの趣です。まだまだ一般的には浸透していない。

ベトナムはビールの種類が豊富なので、いろいろなビールを飲み比べるのもひとつのホーチミンの夜の楽しみ方かもしれません。

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