治安

スペインといえば情熱的で、熱い国というイメージがあると思います。楽しむことに関しては天才的で、極めて親日的な国でもあります。しかし、不法移民問題や多種多様な問題が起きているのも事実です。
バルセロナの治安は他のヨーロッパの大都市とほとんど変わりません。強盗などは少なくなってきているようですが、スリや置き引きは非常に高い確率で起きています。現地では、「警戒を怠らず」、「目立たず」「行動を予知されない」ように努めましょう。

対策

・大金は持ち歩かない
パスポートや、クレジット・キャッシュカードなどもホテルのセーフティボックスに入れておき、持ち歩かないようにしましょう。パスポートはコピーで十分です。

・現金は小分けにして持ち歩く
もし財布などを盗まれても、帰れるだけのお金を持つなどが必要です。強盗に遭った際にも財布だけ渡し、やり過ごすのも手でしょう。

・鞄はチャックが締まるもの。用心して身につけること
基本的には手ぶらをおススメします。しかし、鞄を持つ場合は、外側に貴重品を入れないようにしたり、レストランなどでも腕を通しておくなど油断しないように。

・向こうから話しかけてくる人には警戒をする

・地下鉄や人通りが少ない場所、治安の悪い地域は近寄らない。もしくは警戒を怠らない

主な犯罪

・スリ
駅のエスカレーター、地下鉄やバス内、観光名所、路上などにおいて、話しかけたりして、歩行者の注意をそらし、ショルダーバッグやバッグ等から財布を抜き取る(グループが取り囲んで犯行に及ぶケースもあります)。また、地下鉄車内等で、腕にかけた上着等で鞄を覆って犯行に及ぶケースも多く確認されています。

・置き引き
犯人は地下鉄駅構内、レストラン、ファーストフード店、ホテルのロビー、空港、バスターミナル等において、道を尋ねるなどして話しかけ、被害者の注意をそらして、足下や隣の座席に置いてあるバッグ等を盗む。

・ひったくり
犯人は裏通りや物陰を利用して待ち伏せし、通りかかった人のショルダーバックなどを奪い取る。前方の路上で待機する仲間とバイクで逃走することもある。

・偽警察官
警察を名乗る私服の男数人が、警察手帳らしき物を見せて信用させた上で、所持品検査と偽り、財布などを取り上げ、財布からお金やクレジットカードを抜き取る。本物の警官が財布を出させることはありません。せいぜいパスポートです。

・物乞い盗
数人の子供が物乞いする振りをして近づいてきて被害者の注意をそらし、テーブルの上の携帯電話や椅子の背もたれにかけたカバンなどを盗む。対策としては、相手にせずすぐに立ち去りましょう。

被害に遭ってしまった場合

カードやパスポート、現金がなくなってしまった場合などは、現地の領事館に相談しましょう。

■在スペイン日本国大使館 (Embajada del Japón en España)
■住所:Calle Serrano 109 - 28006 Madrid - SPAIN
■電話:+(34) 91-590-7600 (大使館代表) / +(34) 91-590-7614 (領事部直通)
■Fax番号:+(34) 91-590-1321 (大使館代表) / +(34) 91-590-1343 (領事部直通)

■大使館開館時間 (領事部は次項参照):
<月-金>09:30-13:45 / 14:45-17:30
<7月-8月>08:30-15:30

■領事部窓口 受付時間:
<月-金>09:30-13:15 / 14:45-16:30
<7月-8月>09:00-14:30

※ 事件・事故等緊急の場合は、夜間・休日を問わず上記時間以外でも対応しています。
※ 通常の旅券発給、各種証明手続き、査証手続き等に関するお問い合わせは、大使館開館時間に対応

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