ルネッサンス芸術が息づく街。偉大なる巨匠の作品をひとつひとつ鑑賞しよう。

1469年メディチ家の野心家、ロレンツォ・マニフィコによってルネッサンス文化が開花したときに生まれた、偉大な芸術作品がここフィレンツェに残っている。イタリア傑作美術の半分がこの街で出会えるといってもよいだろう。おびただしい数の歴代アーティストの作品が、街のいたるところに点在しており、博物館や美術館はもちろん、散歩中に思わず出会えるモニュメントも見逃せないものばかりだ。世界の有名美術館の一つ、ウッフィツィ美術館を背に、アルノ川にかかるポンテ・ヴェッキオを渡る先には、パラティーナ美術館と隣接した美しいボーボリ庭園が広がる。また橋を左に折れると、フィレンツェ全体が見渡せるミケランジェロ広場につく。ここから見えるサンセットはとても美しい。中心地に戻り、憧れのブランドが集まったトルナ・ブォーニ通りにはサルヴァトーレ・フェラガモの本店がある。この通りから左側一体がにぎやかなエリアで、デパートから郷土品を売る市場まで開かれている。観光に疲れたら、洒落たカフェでドルチェやジェラートを、テラス席で食べながら休憩するのもいいだろう。少し中心街から出ると、刺繍を施したタペストリーやリトグラフなど、街の個性的な店が所々あるのでのぞいてみるのも楽しい。

SNSでシェア!

このエントリーをはてなブックマークに追加